双極性障害で障害基礎年金2級を受給したケース

1 相談に来られた時の状況(30代、男性、無職)

ご予約のお電話があり、ご本人様が無料相談に来られました。

大学院時代に研究のストレスで不眠症状が出だし、最近では食欲もなく体重は20キロ減少したとのことでした。

また抑うつ症状も出だし徐々に外出することが困難になっているとのことでした。

また家でも横になっている時間が増え家事もほとんど出来ない状態でした。

ご本人様一人で出来る行動には限りがあり近くに住むご家族が日常生活のサポートをしているとのことでした。

 

2 当センターの見解

ご本人様は初診時に大学院生で保険料免除の手続きをされていましたので保険料納付要件は満たしていると判断できました。

現在に至るまでいつ、どのくらい通院したのか、ご自身でまとめてくださっていましたので大まかに把握することが出来ました。

1人暮らしをされていたので近くに住むご家族が代わる代わる日常生活のサポートをされていたという内容を診断書に盛り込んでいただく必要があると判断しました。

申請の種類ですが残念ながら障害認定日頃は通院されていなかったため事後重症という形で請求することにしました。

 

3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと

①ご本人様に現在までの経過や症状等を再度ヒアリングし、参考資料としてまとめ、通院中の病院へ診断書の作成依頼を行いました。

初診から現在まで全ての経過を診ていただいている先生であったこともあり、ご本人様の経過、状態が的確に反映された診断書が完成しました。

②ご家族の方にヒアリングをしていただいた内容、ご本人の体調をまとめたご主人様の資料を参考に「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。

 

4 結果

ご家族の方が日常生活のまとめを作って頂いていたため病歴就労状況等証明書は非常に早く作成することが出来ました。

申請から結果が出るまで2か月と非常に早く進められた案件でご家族の方が日常のサポートをされておりメモ書きベースでその日の体調などをまとめておられたおかげでした。

結果、障害基礎年金2級の認定通知を受けることができ、約80万円の年金を受給することができました。

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