うつ病の方と面談を行ないました
先日、うつ病の方と面談を行ないました。
10年ほど前からうつ病を患っているとのことでしたが、定期的に通院も出来ていました。
しかし、半年ほど前にご家族が亡くなったことで状況は一変しました。
ショックが大きすぎたため張りつめていた糸が切れるかのようにピタッと家から出なくなったそうです。
現在も事実を受け入れられていないとのことでした。
家から出なくなった後は誰とも連絡を取らずアルバイトも辞めひたすら家の中にこもる生活になったそうです。
通院は家族が亡くなった後は一度もしなかったそうです。
結果として現在は強い不眠、イライラ感、倦怠感、激しい気分の落ち込みに悩んでいるそうです。
その後救急車で運ばれたことがきっかけとなって通院を再開しました。
現在は気持ち的にも落ち着き始めたようです。
今回医師から障害年金の受給を考えてみたらどうかという提案があって自宅からも近い当事務所に連絡をいただきました。
発病から10年以上は経ちますが通院履歴をしっかりとメモされており初診日の確認まで取ることが出来ました。
年金の納付状況はずいぶん前に猶予手続きを行なったとのことでした。
今後年金事務所で納付状況の再確認をし問題がなければご契約をさせて頂くことになりました。
今回のポイントは
①医師から障害年金の受給に関して提案があったこと
②ご自身で通院記録をきちんとメモされていたこと
③年金の猶予手続きをしていたこと
になるかと思います。
医師から障害年金の受給を勧められる以上は障害等級に該当する程の症状の重さがあるのではないかと思われます。(もちろん軽い場合もありますが)
また通院記録があると初診日を探すのに時間がかかりません。障害年金の申請で考える場合、初診日の特定が出来るか出来ないかは大きな違いです。
最後に猶予手続きをされたことです。未納にはならないため初診日とうまく時期が重なれば障害年金を受給する際の納付要件をクリアすることができます。
猶予と未納は大きな違いです。
様々な事情で年金保険料を支払うことが出来ない方がいますが、まずはお近くの年金事務所や社会保険労務士に相談をしてみてはいかがでしょうか?
まずは1分間受給判定!
東京障害年金サポートセンター 代表
社労士業務の中でも特に障害年金の申請、特に精神の病気に特化した申請に関し、力を入れてサポートを行っている。